2006年08月16日

テキサス初日

AA176便ダラスフォートワース行き、隣りの座席には60歳は超えているだろう女性が、ピンク地に小さな花模様のパジャマのようなラフな服に布地のバックを膝に置き、いかにも旅なれた感じで一人で座ってる。

昔読んだスプーンおばさんをそのまま巨大化したようなアメリカ人のスチュワーデスがドスドス通路を歩いてシートベルトの点検に来る。

いよいよ旅立つ感が否応なしにフツフツ湧いてくる。。

この瞬間がいつも大好きです。

一番近いトイレに故障中の張り紙がしてあり、スプーンおばさんに他のトイレはどこですか?と聞くと、「We don't have a toilet anywhere.」と言われる。

私はいくらスプーンおばさん的な人でも、まさかスチュワーデスが冗談を言う訳ないと思い、キョトンと見つめてるとさらに追い討ちをかけるように、「したきゃ降りて帰るしかないね。」 と言ってゲラゲラ笑い出す。。その後すぐ「冗談だよあっちにあるよ」。
と優しく教えてくれた。

まったくやめて欲しい。。

隣りのお婆さんは子供は40歳、孫は22歳。
乗換えてサンアントニオに行くとのこと、サンアントニオの空港に旦那さんが車で迎えに来てると言う。
国際結婚して50年経つとのこと。
とても素敵な日本人女性でした。

朝の9:45ダラスフォートワース国際空港到着。

友人のボブとシャーロンと一ヶ月ぶりに見るうっすら日に焼けた珍トモコが迎えに来てくれている。シャーロンのニッサン車に乗込み、プラノへ…。

機内食はとても食べられる代物じゃなかったので、早速Gaylord Hotelの中のダイニングで巨大なハンバーガーを食べる。。






シャーロンの家で荷物をほどき、夕方から水着を持ってケビン宅にてBBQ。

本当にこっちでは肉しか食べられないんじゃ…。

ケビンさんの家はそりゃ大きなお宅でした。庭には大きなプールがあり、二階の階段の踊り場にはビリヤード台までありました。。

レイチェルとクリスというカップルのバースデーパーティーBBQだったのですが、あまりの睡眠不足と時差ボケで身体はもうボロ雑巾のように疲れはて、22時頃にはホスト役の女性が見兼ねたらく、2階にゲスト用寝室があるからそこで寝てる?と聞いてくれました。
お言葉に甘えて寝かせてもらうことにする。
横になった瞬間気絶したように寝る。。





何となく気配を感じ起きると、見たことないアメリカ青年が2人ドアを開けて私を不思議そうに見てました。

私は寝てる間に飛行機に乗ったことも、テキサスに来たこともすっかり忘れてしまったらしく、てっきり自分の家で寝てると思い込んでいたため、事の状況を理解するまで5分くらい放心状態になってしまいました。
しばらく2人のアメリカ青年を睨みつけてました。
「Sorry」と言って2人が出て行ってからやっと自分はテキサスに来て、ケビンの家でBBQの最中だった事を思い出し、復活。

2人は結局、帰宅した息子とその友達でした。

でも、起きたら自分の家に知らない人がいるって本当に怖いですね。
悲鳴もあげられないもんです。

取りあえず、テキサス初日でした。


Posted by sake at 20:11│Comments(0)
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